「静内マガン越冬観察記録14シーズン目記録」

 【越冬期間/平成20年(2008)12月13日〜平成21年2月22日】


 09.1.1 Y地区に姿を現しサラブレッドとともに採食するマガン群れ穏やかな年明けとなったが、ここ数年の落ち着かない行動を考えると今シーズン越冬もそうあって欲しいと願う


 1.3 気持ち良さそうにY地区上空を飛翔


 1.4 今シーズンも刻々と越冬状況を変化させているマガン、目が離せない


 1.12  この日は4日ぶりに好天で気温も3℃と上昇、午後から上空を約35分間飛翔


 1.20 マガン群れが今シーズン初めて新冠町で採食


 1.20 今シーズン、新ひだか町静内の越冬組とは別にマガン2羽・ヒシクイ1羽 (共に幼鳥〜写真左中央) が新冠町で越冬していた


 2.1 早朝、6時55分、ねぐらとなる新冠町A地区に飛来したマガン116羽。この時期、マガンの採食への渡来時間よりは約30分程度遅い


 2.1 夕方、16時37分、ねぐら候補地の一つ日高町厚別川河口域で待機するが、マガンは現れず


 2.7 午後5時22分、国道235号線、新冠川にかかる新冠橋上空を通過、ねぐらへと向かうマガン群れ


 2.8 午前7時19分、ねぐらを飛び立ち、採食地のA地区に姿を現したマガン


  2.8 採食地のA地区上空を飛翔するマガン


 2.11  2月に入り段々と飛翔時間が多くなる


 2.11  気持ち良さそうに大空で舞う


 2.15  午後1時48分 北西の強い向い風の中、新冠町節婦上空を海岸部へと出る方向でウトナイ湖方面へ飛翔するマガン群れ27羽。本州からの移動してきたと思われる


 2.15  午後2時16分 今度はマガン群れ39羽が日高町厚賀町上空を先程と同様のコースで飛んで来た。本格的に本州からの移動が始まったようだ


 2.21 午前10時30分 新冠町大狩部牧場で強風の中、採食するマガン1羽(幼鳥)とヒシクイ1羽(幼鳥)の2羽と再会。群れとは別行動ではあるが無事にシベリアまで戻って欲しいと願う


 2.24 午前6時に−13℃を記録。静内川河口域も珍しく全面結氷に近く、オオハクチョウも飛翔ではなく歩行で移動


  3.8 12:57、本州からの移動組で太平洋沿岸に沿い、見事なV字編隊でウトナイ湖へと向かうマガン群れ約80羽。新ひだか町静内、春立地区上空


 3.8 13:05、本日の気象条件は、風向・西、風速5の強い向かい風。マガンは時速60km。新ひだか町静内、東静内地区上空 (上写真と同じ群れ)


 3.8 13:06、まさにカギになり、サオになり懸命に飛翔する姿を見ていると何故か胸が熱くなる。新ひだか町静内、東静内地区上空 (上写真と同じ群れ)


お願い

  新ひだか町静内でマガンを観察し14年目を迎えました。しかし、近年、地球温暖化による気象異変により、従来の観察が
出来ない状態が続いています。例えば、今シーズンは、生息拠点を新ひだか町静内から新冠町へ移動するなど年々、変化
の度合いを強めています。
 つまり、昨年までの観察データが、翌年は参考にならないような状態で、先ずは、越冬するマガンを探すところから始めなく
てはならず、観察するだけで相当の時間とエネルギーを費やすこととなっております。
 そこで、皆様方にマガンの確認情報をご提供頂きたいというお願いです。確認された、月日、時間、場所などを教えていた
だくだけで結構です。連絡先は、下記のとおりです。
  どうぞ、よろしくお願いいたします。

●電 話〜携帯〜(090)9089−3502、自宅〜(0146)42−7282
●住 所〜〒056−0006 新ひだか町静内中野町2丁目6番38号
●連絡先〜谷岡 隆