○今季、北海道は、例年より気温が低く、降雪量が多いのが特徴で、マガン越冬環境は近年になく劣悪。気温に関してはここ
数年、温暖化ではなく寒暖化傾向が顕著。
○現在、北海道新ひだか町静内、新冠町でマガンが越冬中ではあるが、次の移動地となるウトナイ湖周辺の越冬環境調査を
した。ウトナイ湖周辺、むかわ町周辺共に積雪量が25〜30p。また、ねぐらとなるウトナイ湖、鵡川も完全結氷で、生息条件
は劣悪。今シーズン、ウトナイ湖周辺への本州からの飛来は、このままでは2〜3週間後と遅れそうな印象を受けた。
○早いシーズンであれば、既にヒシクイ、マガン、オオハクチョウなどが数千羽乱舞する道央圏に位置するむかわ町内を巡回
するが、鵡川河口域は完全結氷。積雪も約30pで、当然、越冬は不可能、マガンは確認できず。
○同様に苫小牧市ウトナイ湖周辺を巡回するが、ウトナイ湖は完全結氷。積雪も約25pで、ここも