45億年とも言われる地球の営みに比べれば
人間の歴史などは、まだ日が浅く、
そこに棲む膨大な生物の一部に過ぎない。
にもかかわらず、「人間は万物の霊長」などという立場から
文明、科学、産業の名のもとに自然を破壊、
地球上の同胞として
平等であるべき野生動物の安住の地を奪い、
生存する権利を圧迫してきた。
これからは人間も動物たちも、
同じ仲間として一緒に生活できる方法を探り、
かけがえのない地球、
すなわち自然を大切に守っていく義務がある。
我が故郷の自然の豊かさ、素晴らしさ、尊さ。
そこに渡来する美しい野鳥の姿だけではなく、
鳥たちが受けてきた迫害の歴史、
そしてガンたちが警告している環境破壊、地球温暖化など、
私たちの果たすべき役割、行動を今一度認識し、
皆で共に考えたい。