新ひだか町静内オオハクチョウ越冬データ





  

年  初 渡 来 飛 去 日 最大数 (月/日)
備    考
 1984〜85 
 (昭和59年〜昭和60年)
 11月20日  3月 5日   60羽(3/5)
 1985〜86 
 (昭和60年〜昭和61年)
 10月22日  3月11日   64羽(3/11)
 1986〜87 
 (昭和61年〜昭和62年)
 10月19日  3月28日   70羽(1/20)
 1987〜88 
 (昭和62年〜昭和63年)
 10月24日  4月14日   93羽(3/17)
 1988〜89 
 (昭和63年〜平成元年
 10月23日  3月27日   85羽(2/22)
 1989〜90 
 (平成元年〜平成2年)
 11月 3日  3月21日  106羽(1/29)
 1990〜91 
 (平成年〜平成3年)
 10月25日  5月 6日  120羽(1/ 6)
 1991〜92 
 (平成3年〜平成4年)
 10月16日  3月30日  174羽(3/10)
 1992〜93 
 (平成4年〜平成5年)
 10月17日  4月 5日  152羽(1/17)









 
越冬数調査結果(平成16年12月以降)

調査日 越 冬 数 計
越   冬   場   所

  静内川・河口域  静内川・うぐいすの森  静内川・目名大橋    田原・牧草地   古川(市街地) その他(静内川中流等)
 平成16年
 12月12日
  68羽 (A 61・J7)  52羽 (A48・J 4)   3羽 (A2・J1)  13羽 (A11・J2)   0羽   0羽      −
 平成17年
  1月 9日
 123羽 (A109・J14)  99羽 (A89・J10)   4羽 (A4・J0)  20羽 (A16・J4)   0羽   0羽      −
  2月13日  194羽 (A172・J22) 190羽 (A168・J22)   4羽 (A4・J0)   0羽   0羽   0羽      −
  3月13日  241羽 (A215・J26) 192羽 (A178・J14)   0羽 (A0・J0)   0羽  19羽 (A17・J2)  30羽 (A20・J10)      −
 平成18年
  1月 8日
 186羽 (A168・J18) 147羽 (A136・J11)   6羽 (A5・J1)  15羽 (A13・J2)   0羽  18羽 (A14・J4)      −
  2月12日  255羽 (A233・J22) 191羽 (A183・J8)  13羽 (A13・J0)  12羽 (A10・J2)   0羽  39羽 (A27・J12)      −
  3月 5日  109羽 (A100・J9)  89羽 (A85・J4)   0羽 (A0・J0)   0羽 (A0・J0)  10羽 (A10・J0)  10羽 (A5・J5)      −
 11月19日   47羽 (A 38・J9)  34羽 (A28・J6)   0羽 (A0・J0)  13羽 (A10・J3)   0羽   0羽      −
 12月10日   83羽 (A 65・J18)  31羽 (A25・J6)   18羽 (A18・J0)  21羽 (A16・J5)   0羽  13羽 (A6・J7)      −
 平成19年
  1月 7日
 198羽 (A170・J28) 153羽 (A135・J18)   6羽 (A6・J0)  22羽 (A19・J3)   0羽  17羽 (A10・J7)      −
  2月12日  334羽 (A297・J37) 257羽 (A238・J19)  24羽 (A18・J6)   4羽 (A4・J0)   0羽  27羽 (A17・J10)  22羽 (A20・J2)
  3月11日  123羽 (A102・J21) 100羽 (A86・J14)   0羽 (A0・J0)   0羽 (A0・J0)   7羽(A7・J0)  16羽 (A9・J7)   0羽 (A0・J0)
 11月17日   33羽 (A 33・J0)  15羽 (A15・J0)   0羽 (A0・J0)  16羽 (A16・J0)   0羽   2羽 (A2・J0)      −
 12月 9日   97羽 (A 86・J11)  46羽 (A43・J3)   0羽 (A0・J0)  25羽 (A21・J4)   0羽  18羽 (A14・J4)   8羽 (A8・J0) 
 平成20年
  1月13日
 268羽 (A233・J35) 162羽 (A152・J10)   9羽 (A6・J3)  22羽 (A14・J8)   0羽  69羽 (A55・J14)   6羽 (A6・J0)  
  2月10日  186羽 (A173・J13) 150羽 (A140・J10)  14羽 (A12・J2)   0羽 (A0・J0)   0羽  22羽 (A21・J1)       −
  3月16日   51羽 (A46・J5)  51羽 (A46・J5)  0羽 (A0・J0)   0羽 (A0・J0)   0羽  0羽 (A0・0)       −

 ※A〜成鳥 J〜幼鳥



〜観察MEMO〜
●平成16年
 12月12日〜暖秋の性なのか静内町への移動が遅いのか、周辺へと散在しているのか、静内川では62羽しか確認出来ず。
          例年と比較し約半数の個体数である。それにしてもハクチョウはどこへ行ったのか。
●平成17年
  1月 9日〜ようやく例年並みの個体数が確認された。静内川河口域一辺倒であったハクチョウの生活範囲も5〜6年前か
          ら変化し、河口域以外の中流域、周辺の水田、牧草地へと生活圏を広げたため、ハクチョウの個体数も広範囲
          での調査が必要となっている。ここ数日、ようやく寒くなってきたが河川の結氷までには至ってはいなく、思い思
          いの場所での越冬が続いている。

   2月13日〜河口域にハクチョウが集り、多くのハクチョウで賑わっていたが、町内各所で採食していた小さな群れがこの時
          期になって河口域に集結していた。理由は分からない。歩道橋下の成鳥四羽は一カ月前と同じ個体数であるが
          同じ同一の小群れと思われる。

   3月13日〜○今回も静内川河口域にハクチョウが集結していた。今回の特徴は市街地の古川にハクチョウが今シーズンか
            ら生息しており今回、初めての確認となったが、年明けから約20羽程度が日中、生息していたようだ。もう一
            つは田原地区の二十間道路側に羽のハクチョウがホルスタイン牛と一緒に牧草を食していることで、これも今
            頃の季節、例年見られる光景のようだ。
          ○古川のハクチョウについては、水質が綺麗になった証と考えられるが、静内川よりはロケーションが沼に近く、
            水草も豊富と思われることからハクチョウが好む環境であることに間違いはない。また、ファミリーでの生息が
            特徴で、他の地域から比較すると圧倒的に幼鳥の数が三分の一と多いのが面白い。恐らく幼鳥の越冬には
            水流も緩やかなことから静内川よりも生息に適しているものと思われる。

          ○ファミリーが生息している場所は、必ず上がり場用の階段がある場所に限定されており、休息をとる上がり場
            があるところに限定されているのも興味深い。その一部は、近づくと寄って来ることから人からの給餌にも慣れ、
            餌が確保出来きていると思われる。
●平成18年
   1月 9日〜○昨年同期と比較し、越冬個体数は約60羽以上が増えている。今年は例年になく降雪量が多く、また、気温が
            下がっているのが、気象的の特徴である。
          ○古川の越冬数は昨年より少なく、まだ、一回だけの調査なので推移を見ないと分からないが、今シーズンはフ
            ァミリーでの越冬が少ないというのが、特徴的である。その理由は判明しないが、人からの給餌量の差と推測
            される。つまり、静内川の方が多くの人が来て古川より多くの給餌がなされていると思われる。
   2月12日〜○今シーズンは、何十年ぶりの降雪による積雪となり、いつもは郊外に出て牧草や落穂を採餌するオオハクチョウ
            も、現在も数十cmの積雪で結局は採餌不可能な状態が続いている。これは来訪者による給餌が主体の河口
            域しか餌を確保することができないため、河口域に相当の白鳥が集結した結果、個体数カウントが増えたもの
            と思われる。ちなみに、昨年同期で61羽増となっている。
          ○古川でのオオハクチョウの個体数が徐々に増えており、これは清流化した古川には水草も多く、且つ、来訪者に
            よる給餌も増えてきたことから個体数の増につながったと考えられる。また、盛んに逆立ちして採餌をしている
            ことから河床にも水草が多く生えているようだ。
   3月 5日〜○個体数も減っており、越冬した大多数が北帰により、北へと移動した。昨年同期より132羽も少なく、今シーズン
            の移動が早いことを裏付けている。
          ○古川にも10羽しかおらず、河口域にも個体数が少ないので、郊外へ採餌のために移動したのかと考えられたが、
            中野、神森、目名。田原地区の牧草地、水田ではハクチョウを確認できなかった。移動した後と位置付けるしか
            ない。また、この10羽は午後5時過ぎには静内川河口へと移動しており、ねぐらは古川に取るときもあるが、大
            半は静内川をねぐらとして使用している。
          ○二十間道路では、ようやく雪解けした牧草地で三箇所で計10羽が採餌をしていた。昨日は、6羽だったので毎日
            場所や数が変化している。
          ○静内川河口域での個体数は、午後1時では52羽(A49羽・J3羽)であったが、午後5時30分では99羽(A90羽・
            J9羽)と47羽増となり、昼間は静内川以外の場所で採餌をし、ねぐらは静内川を使用している。
   11月19日〜○まだ、シーズン初めで個体数は少なく47羽を確認するにとどまる。牧草地で採食するハクチョウを時折見かけるが  
            今日は確認できず。
          ○新冠町大富の牧草地で約70羽が一団となっているオオハクチョウを見つけたが、渡りの移動中なのか越冬組か
            は不明。
   12月10日〜○河口域、うぐいすの森、目名、古川と群れは分散しており、少数の群れに分かれ越冬を開始したようだ。
          ○古川にも、午後3時現在、13羽がおり、内幼鳥が7羽と例年通りにここだけは幼鳥が多い。また、うぐいすの森付
            近にも18羽がいたが、河川の幅が狭く且つ蛇行しており適度の水草も多いと思われ、個体数も増えてきた。但し
            全羽が成鳥だった。
●平成19年
   1月 7日〜○今年は暖冬で、今日現在、周辺には全く積雪がないし結氷もしていない。ちなみに今日の気温は+5度と暖かい。
          ○先月と比較し、河口域に多くのハクチョウが集結していた。
          ○古川には相変わらずにファミリーが多く、ゆったりと家族連れが生息しており、人を見ると直ぐに近寄ってくる。多く
            の人が採餌を提供していることがよく分かる。また、コガモが約20羽確認できたが、マガモは確認できなかった。
          ○目名大橋から8羽+4羽の計12羽が河口方向へ飛び去ったが、餌の関係か往来していることが分かった。
          ○アメリカコハクチョウもどきのオオハクチョウは、変わらずにうぐいすの森前にペアで確認した。今日は、背眠状態
            で、他のペアと比較し背眠することが多いハクチョウ。
   2月12日〜○ハクチョウ広場だけでも257羽を確認、町内越冬数としては初めて300羽を超える過去最高の個体数となる334
            羽を確認した。なぜ最大数になったのかという要因は前日にかなりの降雪があり、牧場での採食が不可能になっ
            たため白鳥広場に集結した結果か、それとも個体数そのものが増加したのかは分からない。
          ○古川にも相変わらずに羽が越冬中。夜中も帰らずにここでねぐらを求めているようだ。
          ○白鳥広場にあった流木を現場にいた2人にも手伝ってもらい除去。気になっていたのですっきりした。
          ○御園パイロット地区で22羽の採食を確認。付近の人によるとここにハクチョウが採食するのは初めてという。                
   3月11日〜○今シーズンは、ハクチョウ、マガン等冬鳥の国内移動が1〜2週間程度は早く、静内川でもその傾向があり、いつも
            はこの時期一番個体数が多いが、今回は123羽であった。しかし、朝と晩では個体数に100羽程度の差異があり、

            この数値は正午現在のもので、この季節は時間帯によって個体数が変化していく。
          ○うぐいすの森前の左岸で越冬していたアメリカコハクチョウもどきは、今日は河口の白鳥広場でペアのまま確認でき
            た。嬉しいことに嘴左上部にあった腫瘍はすっかり完治したようで、今日は取れており、平常の嘴に戻っていた。
          ○昨日、ウトナイ湖周辺へと観察に出かけたが、オオハクチョウが結構確認できた。しかし、大半は既に更に北部や
            道東へと移動を完了したと思われる。また、古川にも16羽を確認したが、うぐいすの森、目名橋にはおらず、この季節
            限定の二十間道路には7羽の成鳥を確認した。
          ○さすがにオオワシ、オジロワシのワシ類は確認しなかった。既に道東へと移動完了をしたようだ。
  11月17日〜○今日も気温8度と今年は暖秋で、ハクチョウの渡来も全国的に遅れているよう。今日は静内では合計で33羽と少ない。
            更に幼鳥が一羽もいなかったのが懸念される。目名橋から観察中に二羽が下流方向へ飛び去り、神森JRA横に移動。
          ○古川は、下流域のJR鉄橋付近に二羽を確認。後は確認できなかった。佐藤整骨院前には小さな広場と通路が出来
            ていたが、マガモ10羽、コガモ22羽の計32羽が左岸岸へ上がり背眠していた。
          ○新冠町大富の牧草地で約12羽が一団となっているオオハクチョウを見つけたが、昨年はこの時期70羽確認している
            ことから今シーズンの渡りはここでも遅い。

  12月 9日〜○今日は気温4度と暖かいが、今年の秋は寒い日が続く。古川では、今年は水草が大変多く繁茂し市街地中流域では川
           の中を占拠しているような状況で、ハクチョウが生息するには邪魔となり、やはりそこでは確認できなかった。しかし、こ
           れだけ多くの水草が有ると餌には不自由しないと思われる。
          ○静内川では、サケの死骸が多く確認できた。また、違法ではあるが釣りをして捕獲している人も多い。よく見ると川中で
           動いている魚体もある。
          ○静内川上空を約80羽程度のトビが移動しながら旋回していた。餌となるサケを食しているものと思われる。

●平成20年
   1月13日〜○今年は暖秋であったが、1月8日以降、気温が下がり始め、以後、本日まで連続して−10度以下となる。道南に位置
            し温暖な気候の新ひだか町静内としては、このことは極めてまれで、2月に入り何日か−10度以下を記録する程度
            である。

            ○古川で、オオハクチョウが69羽とこれまでになく多く、びっくりしたが、さらにオオダイサギ6羽、アオサギ1羽、カワア
            イサ1羽と魚系を食する水鳥が多いのには重ねて驚いた。この日は干潮で古川の水位が低く、魚類を食するのに適
                      した環境下であったことがその要因と言える。何を食するかは不明であるが、ダイサギは一箇所に4羽が固まり、ま
                      た、別の場所でも2羽が次々と20cm程度の小魚を食していた。
          ○オオハクチョウがこれだけ増えた理由は、町民がパンなどの給餌をする回数が増加したのが原因である。
          ○この時期で、268羽をカウントしたのは初めてである。なぜ、増えたのかは分からない。
   2月10日〜○今日は最高気温3度・最低気温−6度と暖かかったものの今冬は寒いシーズンと言える。
          ○例年2月は、越冬数がシーズン中で最も多いが、今日は186羽と少なかった。理由は融雪が進み牧草地にでも採食
            場所を変えたと思われる。
           ○古川では、オオハクチョウが今日も22羽が越冬中であるが、ここでは不定期ながらも個人による給餌が行われてい
            るためオオハクチョウの側には常にユリカモメが常駐し、給餌が行わる度に静内川で見られる光景同様に素早く餌を
            奪い取っていた。
             ○うぐいすの森ではオオワシ、オジロワシの見事な羽色した成鳥を確認。また、オジロワシが「カッカッ」と盛んに鳴いて
            いた。
                    ○目名橋では珍しくオオハクチョウが一羽も確認できなかった。融雪が進み牧草地にでも採食場所を変えたと思われる。
   3月16日〜○仕事の関係で、3月9日に調査が出来ず一週遅れたが、9日辺りには市街地上空を飛翔するオオハクチョウも確認で
            きる程、相当数いたが、今日は河口域に50羽程度が確認できるに留まった。
          ○目名、古川、JRAなどにも一羽もいなく、十勝地方へと移動した後だった。

   3月21日〜○3月23日までの三日間、十勝地方へと移動するオオハクチョウ群れが早朝、午前6時30分〜7時頃、日高山脈越え
            をするため新ひだか町静内農屋地区上空を通過する。三日間共、西高東低の典型的な冬型気圧配置で、新ひだか町
           と十勝共に天候は晴れ。