北海道チームは、男女アベック優勝の快挙
男・女選手、監督、コーチ、父兄全員で記念撮影。この大会、都田さんはじめ苫小牧市の方々の献身的なフォローが忘れられない
第15回全日本小学生ソフトテニス選手権大会は、昭和59年に千葉県千葉市で第一回大会
が開催されて以来、回を重ね、北海道での開催は第七回大会を江別市、第十回大会を苫小牧
市で開催、十五回大会は北海道では五年ぶりで前回に引き続き、苫小牧市に於き、平成10年
7月24日〜26日の三日間、熱戦が展開された。
過去、この大会までの北海道チームの成績は素晴らしいものがあり、個人戦で平成3年、岡
山県で開催された第8回大会で静内町出身の石川洋平(現東邦ガス)・高木敏也組が個人戦
優勝したのをはじめ、団体戦での優勝は、男子が第7回、第8回、第11回、第12回。女子が
第3回、第4回、第6回、第7回、第8回、第9回、第10回と男女合わせて11回を数えており、
このような輝かしい成績に恥じないプレーをと、北海道チームは二年前から当麻町、苫小牧市
などで厳しい強化合宿を重ねてこの大会に臨んだ。
三日間共、曇り空と霧雨が吹き、七月とは思えない低い気温となる中、一日目の7月24日
は開会式と個人戦、二日目は個人戦と団体戦、三日目は団体戦が行われたが個人戦は、男
子が兵庫県(上郡クラブ)上島俊介・北見和大。女子は埼玉県(芝SCジュニア)河原由美・工藤
育美がそれぞれ優勝した。
一方、団体戦は、北海道が地元での熱い声援をバックに健闘、順調に勝ち上がり、男子は
5回目、女子は8回目と揃っての見事にダブル優勝を飾った。
取り分け女子は、準々決勝での埼玉県が最大のポイントで、前日開催された個人戦では1
位と2位を独占するなど、圧倒的な戦力を誇る埼玉をどのように打ち破るか興味がもたれたが
一番手の森・北出がエース河原・工藤にファイナルの末で勝ち、二番手佐々木・高塚が高橋・
上原に負けたものの、最後の三番手谷岡・三宅が坂上・中尾と対戦、4−2のスコアで勝った。
その埼玉を破った勢いで準決勝へとコマを進め結局、決勝戦は神奈川県との対戦となり、2
−0で勝利した。
優勝した北海道女子Aチーム 下段左から三宅、福田、谷岡、林、上段左から高塚、森、佐々木、北出
●北海道Aチーム
○森 夏樹(6年・札幌ウィンソフトテニス)・北出 匡恵(6年・当麻ソフトテニス少年団)
○佐々木 舞(5年・静内ソフトテニス少年団)・高塚みなみ(6年・静内ソフトテニス少年団)
○谷岡 布美(6年・静内ソフトテニス少年団)・三宅英理子(6年・静内ソフトテニス少年団)
○林 千浪(6年・当麻ソフトテニス少年団)・福田浩子(6年・札幌ウィンソフトテニス)
●北海道Bチーム
○近藤 珠季(6年・札幌ウィンソフトテニス)・和田麻里衣 匡恵(6年・札ウインソフトテニス)
○都田あゆみ(6年・苫小牧STS)・早坂 麻衣(6年・苫小牧STS)
○伊藤みゆ紀(6年・北広島東部)・渡辺 晶子(6年・北広島東部)
○北野 未来(6年・札幌新光テニス少年団)・森 祐美子(6年・札幌新光テニス少年団)
●北海道Aチーム
○酒井 伸輔(6年・静内ソフトテニス少年団)・蔭 龍二(6年・静内ソフトテニス少年団)
○吉本 貴紀(6年・静内ソフトテニス少年団)・伊藤 駿(5年・静内ソフトテニス少年団)
○千葉 洋也(6年・札幌ウィンソフトテニス)・庭山 恭宣(6年・札幌ウィンソフトテニス)
○浅野 良大(6年・札幌新光テニス少年団)・根井 智章(5年・札幌新光テニス少年団)
●北海道Bチーム
○磯部 伸也(6年・苫小牧STS)・渡辺 賢二(6年・苫小牧STS)
○庭山 智行(4年・札幌ウィンソフトテニス)・岩筋 達也(6年・札幌ウィンソフトテニス)
○大西 隼矢(6年・平和テニス少年団)・黒田 洋平(6年・平和テニス少年団)
○小池雄太郎(5年・静内ソフトテニス少年団)・佐藤 駿太(3年・静内ソフトテニス少年団)
大会前日、監督、コーチ、選手、父兄全員でのミーティング
これから開会式が始まるところ。沖縄県選手は寒さで風邪をひき大会には出られなかった。若い広島監督が懐かしい
明るい北海道チーム、この明るさが優勝をもたらせた。谷岡、三宅、渡辺。佐々木、高塚みなみの顔も見える
堂々の入場行進をする北海道チーム、男子先頭、吉本キャプテン(静内町)。女子先頭は谷岡キャプテン(静内町)