2007(平成19年)・秋



オオヒシクイ十勝の空に乱舞

 北西方向より飛来するオオヒシクイ。高度が高いので遠くから飛来してきたと思われる。


 次々と飛来しては地上に降りるオオヒシクイ


 その個体数と鳴き声に圧倒される


 独特の愛嬌ある鳴き声を残し飛び去るオオヒシクイ


 こんなに多くいるのに家族が迷子にならないのが不思議




 
今回も、例年より早めの十勝を訪れたが、個体数はオオヒシクイが主でマガンは少ないものの
約5000羽とシーズン当初にしてはまずまずであったもののお目当ての標識鳥は極めて少なく1
羽も確認することが出来なかった。また、ハクガンも、まだ渡来していなく未確認となった。
 今回、オオヒシクイ、マガン共、浦幌町での確認のみで、なぜなのか豊頃町では一羽も確認する
ことが出来なかった。今秋は、暖かい性なのか、例年より飛来時期が遅いように感じた。また、鳥
たちは渡りで十勝へ来たばかりで、大変、神経質。相当、遠くから観察していても突然、大空へと
舞い上がり、「また飛ばしてしまった」と冷や汗をかくことが何度かあり、こんな体験も初めてである
が、観察は群れを飛ばさせてはマナー失格。オオヒシクイとマガンには申し訳のないことをした。


※観察日〜10月7日
※観察地〜浦幌町全域、豊頃町全域
※標識鳥〜なし
※希少種〜なし



10月7日 晴れ

11:00〜浦幌町豊北神社横のトウキビ畑にオオヒシクイ約2000羽を確認。大半がオオヒシクイでマガンは
      殆どいない。
11:10〜三日月沼到着。少ししてからオオヒシクイが突然、大空へと飛び上がる。相当、遠くから見ている
      のに飛んでしまう。まだ、着たばかりで落ち着きがない。
11:38〜
豊北地区で観察。しかし、再び群れはオオヒシクイ空へ。三日月沼方向へと飛び去る。。
12:00〜共栄地区で、この日最大の群れ約80羽を発見。
13:00〜豊頃町を散策するも周辺の牧草地、レーントコーン畑などにも鳥影なし。
15:30〜浦幌町豊北神社横のトウキビ畑にオオヒシクイ約2000羽を確認。しかし、標識鳥は確認できず。