オオワシ・オジロワシ生息調査     

     ●調 査/1989年2月〜2017年2月(トータル・29シーズン)
        ●調査地/新ひだか町静内 静内川水系静内川流域 (2級河川)

 

 


調査日 平成元年2月19日 平成2年2月25日 平成3年2月17日 平成4年2月23日
時間 9時〜12時 10時〜12時 9時〜12時 9時〜17時
調査地 静内川河口域 静内川河口域 静内川河口域 静内川河口域
オオワシ 成鳥 1 1 1 1
幼鳥 0 0 1 1
小計 1 1 2 2
オジロワシ 成鳥 2 2 1 2
幼鳥 5 2 3 4
小計 7 4 4 6
成鳥 3 3 2 3
幼鳥 5 2 4 5
合計 8 5 6 8
天候(風) 雪(弱風) 晴(弱風) 晴(強風) 晴(強風)
気温 −10°〜−1° −10°〜−1° 0°〜+10° 0°〜+10°
氷域状態 僅かに氷あり、ほと んど開水面。 なし 僅かに氷あり、ほと んど開水面。 僅かに氷あり、ほと んど開水面。
MEMO 静内川は、昔からオ オワシよりオジロの方が、数が多く。オオワシのカタジロは 滅多には見ることができない。生息数はここ暫くは、10羽 以上は、まれである。 静内川は確認数が少ないが、浦河町・日高幌別川には、40羽程度が越冬する。オ ジロよりオオワシ(幼鳥)が多い。 静内川は確認数が少 ないが、浦河町・日高幌別川には、40羽程度が越冬する。 平成4年秋、静内川のサケ・マス捕獲場 が、河口から8q上 流に移動したため、今年秋からオオワシ、 オジロの越冬数が大幅に増加した。(自 然産卵の河床面積が 増えたことに比例、餌となるサケの数が大量に増加、ワシの数も増えた)


           
            オジロワシ成鳥

調査日 平成5年2月21日 平成6年2月20日 平成7年2月19日 平成8年2月18日
時間 9時〜12時 9時〜11時 9時〜11時 9時〜12時
調査地 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域
オオワシ 成鳥 2 4 5 3
幼鳥 3 14 14 7
小計 5 18 19 10
オジロワシ成鳥 3 4 6 2
幼鳥 3 6 4 5
小計 6 10 10 7
成鳥 5 8 11 5
幼鳥 6 20 18 12
合計 11 28 29 17
天候(風) 晴(弱風) 晴(無風) 晴(弱風) 晴(無風)
気温 0°〜+10° 0°〜+10° −10°〜−1° 0°〜+10°
水域状態 なし 僅かに氷あり、ほと んど開水面。 氷域と開水面は半々 程度。 僅かに氷あり、ほと んど開水面。
MEMO 2月の調査では、オオワシ、オジロとも数が少ないが、2月上旬までは、合わせて30〜40羽程度が確認された。成鳥より幼鳥が圧倒的に多い。 今までで一番の確認数となったが、2月上旬までは、40〜50羽が、確認されている。秋口は、中流の捕獲場近辺に多く、段々と河口付近に移 動する。秋は捕獲場に多くのサケが集まるため。今年もオオワシと幼鳥が多い。 今年は、あまり数も多くなかったが、 調査日近日にはまた、数も多くなった。数の上では、昨年と大 きな変化はなし。今年も成鳥よりは幼鳥 の方が多い。今冬、 数だけを指すのであれば、浦河町・日高 幌別川の方が圧倒的 に勝る。 今年の渡来数は少なく、それなりの数 を確認。豊畑の捕獲 場付近ではオオワシ 3羽(A2・J1) それ以外は河口近辺 での確認。昨年まで、下流部の一番の溜り 場は、昨年秋からの橋脚工事で確認できず。それにしても今年は寒い年であった。
調査日 平成9年2月25日 平成10年2月22日 平成11年2月22日 平成12年2月20日
時間 9時〜12時 9時〜12時 9時〜11時 9時〜11時
調査地 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域
オオワシ 成鳥 1 0 3
幼鳥 2 5 2
小計 3 5 5
オジロワシ 成鳥 2 3 2
幼鳥 2 4 4
小計 4 7 6
成鳥 3 3 5
幼鳥 4 9 6
合計 7 12 11 10
天候(風) 曇り(中風) 晴(無風) 曇り(中風) 晴れ
気温 −10°〜0° −10°〜0° −10°〜0° 0゜〜+10
氷域状態 僅かに氷あり、ほと んど開水面 僅かに氷あり、ほと んど開水面 僅かに氷あり、ほと んど開水面 なし
MEMO 餌となるサケの死骸 (ほっちゃれ)は、例年になく多いのにも拘らず、オオワシ、 オジロワシの渡来数 が少ないシーズンであった。原因は目名での橋脚工事と思わ れる。今年は、いつ になく暖かな年。浦河・幌別川ではいつになく渡来数多し。 今年はここ数年振り に寒い冬。今朝もこの時期としては異例の−13まで下がる。今年はワシタカ類の渡来数は少なく、ピーク時でも25羽程度 であった。浦河・幌別川でも今シーズン は少なかったようで、今日の調査でも13羽 しかいなかった。 今シーズンは10年振 りの厳寒期となる。今年もワシタカ類の 渡来数は少なく、多い時でも15羽程度で あった。目名地区の 橋脚工事のせいかサケが少ない。幌別川も いつもの1割程度の渡来数と聞く。日高へのサケ回帰率が少なかったと思われる 昨年に引き続き今年も寒い冬で、とりわけ降雪量が極めて多いシーズンであった。今年に限っては、静内川河口ではオジロワシが、中流域ではオオワシが生息した。また成鳥で姿の見事な熟年オジロワシ一番(つがい)が河口部で生息し、目を楽しませてくれた。
調査日 平成13年2月18日 平成14年2月17日 平成15年2月23日 平成16年2月22日
時間 9時〜11時 9時〜11時 9時〜11時 9時〜11時
調査地 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域
オオワシ 成鳥
幼鳥
小計
オジロワシ 成鳥
幼鳥
小計
成鳥
幼鳥 10
合計 13
天候(風) 晴れ(弱風) 晴れ
気温 0°〜+10 0°〜+10 0°〜+10 0°〜+10
氷域状態 河口は例年になく氷域が多い 僅かに氷あり、ほと んど開水面 僅かに氷あり、ほと んど開水面 ほと んど開水面
MEMO 寒い今シーズンを象徴するかのように氷域が多く、12月中より河口域は一部結氷、2月上旬には全面結氷した。結果、餌となるサケを採食するには最悪の環境下となり、生息場所を従来の河口域より中流域や海岸線へ移動、一般的にはワシを見ることが少なかった。 近年は、地球温暖化現象といえども今シーズンは記録的な暖冬。従って例年、オオワシは2月20日頃までいるが今年は2月上旬にはいなくなり、オジロワシも最後の組は3月まで残っているものの今年は2月中旬には姿を消した。暖冬を象徴し、早い時期にワシは姿を消し越冬数も少なかった 今シーズンは、当初からオジロ・オオワシ共個体数が少なかった。その原因は不明であるが、ここ数年、、年々その数が減少傾向であるのが気になる。また、今回の調査日は、一月までが生息数のピークとなる静内町では時期的に遅すぎる日程となるため、今回調査で個体数が激減した理由の一つでもある。 いつものように11月下旬、第一団が渡来後、12月になってからオオワシ成鳥5羽等個体数が増え始め12月末にはここ数年では最高数の23羽まで数える。しかし、1月になってから急速に減りだす。残っていた最後のカタジロ1羽も2月20日を最後に姿を消した。数は少なかったが貫禄あるオジロワシ成鳥2羽を確認できたのが救い。
また、今年はサケは豊漁。

   


 オジロワシ成鳥  (平成20年2月17日・静内川)
調査日 平成17年2月20日 平成18年2月19日 平成19年2月18日 平成20年2月17日
時間 9時〜11時 9時〜11時 9時〜11時 9時〜12時
調査地 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域
オオワシ 成鳥
幼鳥 12 12 25
小計 12 12 26
オジロワシ 成鳥
幼鳥
小計
成鳥
幼鳥 12 13 27
合計 16 18 32
天候(風) 雨 (弱風) 曇り(強風) 晴れ 晴れ
気温 0°〜+10 −10°〜−1° 0°〜+10 0°〜+10
氷域状態 ほとんど開水面
ほとんど開水面 ほとんど開水面
ほとんど開水面
MEMO ここ数年の傾向として土日は札幌方面から釣り人が入り河川を占領するため、ワシが河川へと降りて採食出来ない現象がある。今シーズンは12〜1月は温暖であったが、2月になり降雪量が多く気温も下がった。また、1月になり寒い日は河口域、暖かい日は中流域と生息場所を変えた。今年は個体数は少ないが、シーズン当初は隣の新冠川にオジロ、オオワシが結集ししていたのは餌の関係と思われる。

昨年同様、シーズン当初は静内川より新冠川にワシが集中し、特にオオワシ成鳥が多かった。対して静内川はオオワシ成鳥が少なく調査日もオオワシ12羽の全てが幼鳥という珍しい結果となった。要因については、目名橋工事が行われているもの因果関係は明確ではない。 昨年同様、オオワシ成鳥は一羽もいなかったが、一週間前には見事なカタジロを確認している。今回調査結果は傾向的に昨年と個体数、幼鳥・成鳥比率等が同じであることが興味深い。というのも昨年は寒い冬であったが今年は一転暖冬で気候が全く相違している。しかし、今秋シーズンは何十年ぶりにサケが豊漁の年であり、今尚、静内川にも多くのホツチャレが川底に確認できることから平成6年〜7年の個体数には及ばないものの18羽を確認したのは餌となるサケの死骸が豊富なことに起因すると思われる。また、昨年同様、シーズン当初は新冠川にワシが多く、静内川にはいなかった。 今シーズンは、幾つかの特徴があり、一つはオオワシの幼鳥を中心としてワシの個体数が多く、調査始まって以来、最大の32羽をカウントした。更に樹上ではなく地上での確認例が多いのも特徴である。場所的には河口域から中流域の豊畑地区までの全域で生息しており例年よりもサケの遡上数が多かったことが理由と思われる。また、例年通りオオワシの成鳥は僅かに1羽で残り25羽が幼鳥。反対にオジロワシは成鳥4羽(二組の番)に対し幼鳥2羽と圧倒的に成鳥が多いのも面白い。その要因としては今冬は寒く知床方面に移動しても餌が捕れないか、基本的に寒いのを好むので移動しないのかは、不明であるが、少なくても餌となるサケの死骸が多いことは間違いない。なお、今シーズン浦河町ではワシタカが例年になく少ないという。

        

調査日 平成21年2月22日 平成22年2月21日 平成23年2月20日 平成24年2月19日
時間 9時〜11時 9時〜11時 9時〜11時 9時〜11時
調査地 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域
オオワシ 成鳥
幼鳥
小計 10
オジロワシ 成鳥
幼鳥
小計 11 18
成鳥 10
幼鳥 18
合計 17 11 28
天候(風) 雪 (中風) 晴れ(弱風) 晴れ(弱風) 晴れ(弱風)
気温 −10°〜−1° −10°〜−1° −10°〜−1° −10°〜−1°
氷域状態 一部結氷もあるが、ほとんど開水面
一部結氷もあるが、ほとんど開水面 ほとんど開水面
ほとんど開水面
MEMO 今年はサケが豊漁でワシの個体数も多い。しかし、時期的にはピークを過ぎており、トビを含めてうぐいすの森前でも少なかった。オジロワシ成鳥5羽でオオワシより圧倒的に多かった。その成鳥が盛んに鳴いていた。例年個体数のピークは1月下旬で今シーズンは36羽を数えた。やはら二月に入ると道東方面へと移動してしまう。静内川河口域のオオワシ・オジロワシ成鳥2羽が4時間も同じ場所に止まっていたので、河口域の餌もこの日現在では相当に少なかったと思われる。

今シーズンしサケ量が希少で静内川でのワシを確認する機会も少なかったが、本日も同様に僅かに10羽程度であった。特に例年、うぐいすの森前のトビは1羽もいなかった。更に大空を滑空するワシも殆どいなく、いかに今シーズン個体数が少ないかを物語っていた。
オジロワシ、オオワシの比率はほぼ同等であったが、オジロワシ成鳥3羽が特徴的である。
もかく個体数が少ないのは寂しい限りでもある。
なお、今年は降雪量
が多く、辺りはまだ一面雪野原状態。
今シーズンもサケ漁が不振であったようにサケも少なくそれに比例してワシも個体数は希少であるシーズン。
しかし、1月9日調査ではオジロワシ7羽(A6・J1)、オオワシ羽(A4・J5)と16羽
1月21日では、オジロワシ7羽(A6・J1)、オオワシ25羽(A10・J15)と32羽
を確認しており、例年よりは少ないものの調査日によっては多い日もある数値となっている。オジロワシの番が樹木上でよく鳴いていたうぐいすの森入口にカタジロ番が2月11日に確認されておりその後も20日頃まで1羽が、またオジロワシ亜成鳥が白鳥広場に1羽で、これまた連日確認されており珍しい。
今季は、遡上するサケが多く、河口域から中流域まで広範囲に分布する形で2月を過ぎても河床に降りて採食する姿が目立つ。この時期、これだけの個体数が確認されたのは4年ぶりである。また、今シーズンはオジロワシ成鳥が多いのも特徴の一つで、1〜2月中、これ程までに個体数が確認されたのはない。この日だけでオオワシ成鳥も4羽が確認されたが、カタジロも中流域から河口域まで広く分布し採食している。また、午後5時30分頃、あたりはすっかり夜の帳が落ちてから、オオワシ成鳥1羽が、中流域で採食行動をとっているのを初めて確認できた。

                        

調査日 平成25年2月17日 平成26年2月23日 平成27年2月22日 平成28年2月21日
時間 9時〜11時 9時〜11時 9時〜11時 9時〜11時
調査地 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域
オオワシ 成鳥
幼鳥
小計
オジロワシ 成鳥
幼鳥
小計 13 17
成鳥 10
幼鳥 11
合計 17 21
天候(風) 晴れ (弱風) 晴れ (弱風) 晴れ (弱風) 晴れ (弱風)
気温 −10°〜−1° −10°〜−1° −10°〜−1° −10°〜−1°
氷域状態 一部結氷もあるが、ほとんど開水面
一部結氷もあるが、ほとんど開水面
一部結氷もあるが、ほとんど開水面
一部結氷もあるが、ほとんど開水面
MEMO 今年は、オジロワシが多いことと、豊畑地区で越冬する個体数が多いのが特徴。
この時期、静内での個体数は減少期なので今日現在では総数17羽と少ないが、1月13日にはオジロワシだけで46羽をカウントした。
同日、T地区で総数29羽、内オジロワシ19羽であった。
浦和地区海岸で時折オジロワシを見かけるので今回初めて調査したが、オジロワシJ4羽で全羽が海岸部に集結していた。
なお、1月13日現在の個体数は、オオワシ17羽・オジロワシ46羽、計63羽と賑やか。久々の60羽越えを記録した。
今回も、1週間前であれば少なくても10〜15羽は本日より多かった。
今年も豊畑地区での個体数は多く、1月10〜15日間は多い時には50羽を数え、最低でも40羽をカウントした。
今年は特にオオワシが多く、成鳥、幼鳥共に数多く確認された。
しかし、1月6日にはオジロワシ9羽、オオワシ5羽計14羽だったのでここから1週間後、急速に増えたことになる。
例年、静内川河口域では賑やかに上空を舞うワシが見られるが、今年は今までになく個体数が少なく、いつもの河岸の柳にはトビの数すら少なかったので、河口域にはには餌が多くなかったということになる。
結局、2月下旬にになってもこの傾向は変わらず、このようなシーズンは初めてである。
12月からオジロワシ・オオワシが越冬する静内川河口域で治山工事を行っており、個体数が多くなる1月も工期となっていたため発注者の北海道に1月は休止するよう要請、結局1月中の工事はストップした。
また、国道235号線静内橋での耐震工事も同様に工期、工法等につき北海道開発局室蘭開発建設部浦河道路事務所と協議ワシ生息に最大限配慮するよう配慮、工事が施工された。近年、この手の配慮については理解が深まっている実感を得た。
今シーズンは個体数そのものは少なくなかったが、静内川から渡去する時期が例年より早く、2月に入ると個体数が減少していき結局、この日はオオワシは1羽も確認できず全てオジロワシとなった。この事象、近年では大変珍しく平成19年以来である。
今シーズンも国道235号線静内橋での耐震工事が施行、工期、工法等につき北海道開発局室蘭開発建設部浦河道路事務所と協議ワシ生息に最大限配慮するよう配慮、工事が施工された。結果、ワシ生息に十分に配慮され殆ど問題がなかった事は有り難く感謝。
今シーズンのワシ総数はやや少な目、特徴的な事がないシーズンでオオワシ、オジロワシ共に成鳥が例年より少なかった。
場所的にはT地区では例年の半数。12月中旬頃まで一時的に目名地区で増えたもののその後、例年並みに戻った。
今回調査では河口域以外に浦和地区海岸上空をオジロワシ幼鳥3羽が飛翔していた。また、2月上旬、静内川中流域ではまだサケが遡上しているのを確認。日高幌別川でも今回調査で13羽を確認。静内川と含め終盤でも個体数が多いシーズンだった。

  

調査日 平成29年2月19日 平成30年2月  日  ? 年2月  日  ? 年2月  日
時間 9時〜11時 (未調査) (未調査) (未調査)
調査地 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域 静内川河口・中流域
オオワシ 成鳥
幼鳥
小計
オジロワシ 成鳥 11
幼鳥
小計 16
成鳥 18
幼鳥
合計 25
天候(風) 晴れ 中風)
気温 −10°〜−1°
氷域状態 一部結氷もあるが、ほとんど開水面
MEMO 今シーズン、日高地方でのサケ漁獲量は例年の半分5割で静内川に遡上するサケもいつもより間違いなく少なかった。
しかし、1月に入っても静内川河口域だけで1月20日、オオワシ20羽、オジロワシ39羽計59羽と今季1月最大個体数を数えるなど、途切れることなくワシ類が姿を見せた。
一つの要因として河口域で静内橋耐震工事が行われたが、1月中は、高い工作物を使用しない。振動・騒音は出さない。工事現場での色彩物に刺激色は使用しないなど、越冬するワシ類に最大限の配慮を工事事業者に要請した結果、生息環境が守られたことが大きい。
種別的にはオオワシ成鳥が例年より多く渡来、本日調査でも7羽を確認した。今季はオオワシが多いのか、また他の理由によるものかは分からない。

豊畑地区でのワシ類は今シーズンは例年の6割程度であった